1970年代に入り、サーフィンにラディカルな動きが求められると共に、サーフボードは益々短くデザインされます。
当時、G&Sのシェイパーだったスキップ・フライ氏もEggなどのモデルをどんどん短くシェイプし始めています。
そんな中、登場したのがこのアウトラインを持つツインフィン。
当時、カリフォルニアの多くのシェイパーが、これに似たアウトラインを持つツインフィンをシェイプしています。
まだ、ツインフィッシュがニーボードだった時代ですので、このアウトラインを持ったツインフィンが、サーフボードとしては、先にツインフィンとして世の中に送り出された事になります。
ツインフィンの歴史の紐を解く上で、大変、重要な存在となる、
"G&S Twin Fin"を、今回、特別に復刻していただきました。
当時、採用されていたツインストリンガーは、U.S.ブランクスにカスタムオーダー。
フィンは、当時のオリジナルのフィンを型どり、このボード専用に作り込んでいます。
ロゴも、当時のロゴを完全に再現するなど、まさに、当時のままを再現した、大変、貴重なモデルとなります。
オリジナルに対し、アレンジを加えたのは、フィンポジションとレイルデザイン。
フィンは、オリジナルに対し、少し、前に設定する事で、ドライブの効いたターンが可能となっています。
オリジナルは厚みのあるハードなダウンレイルに対し、ソフトなダウンレイルにアレンジした事で、
スピードの乗ったサーフィンが楽しめます。
シェイパー
クリス・ダービー
2000年代初期からG&Sのシェーパーとして活躍。
1983年からサーフボードのシェーピングをスタート。その頃から彼のインスピレーションは、G&Sのクラシックなボードから来ていた。モダンとクラシックなデザインを混合させ、乗り易いボードをシェイプする事で評判の高いシェイパー。
カロライナ州付近で育ったクリスは、東海岸の海でサーフィンとシェーピングを学び、G&Sのシェイパーとして活躍する事になる。
一度、クリスがシェイプしたボードに乗ったサーファーは、リピーターとなりその後も彼にシェイプを依頼するサーファーは多い。
